3分間チュートリアル
skkIMは独特な操作感を持っています。
前提知識無しにはじめて触った人は、それが自分の知っている
他の日本語入力システムのどれとも似てないため、どうやって漢字を
入力すればいいのかすらわからずに、途方に暮れてしまう
かも知れません。
とりあえず、ひらがな、カタカナ、漢字の入力法を学んで、
skkIMの独特な操作感に慣れてもらうことにしましょう。
skkIMの起動
インストールが終わったらAlt-SPCを押してIMを切り替えます。
skkIM以外のIMがインストールされていると、それらが選択される
かも知れません。skkIMのアイコンがDeskbarに表示されるまで、
数回、Alt-SPCを押してみましょう。
ひらがなを入力する
skkIMが正しくアクティブになっていると、画面の右下に
skkIMの現在の入力モードを示すモードパレットが
表示されているはずです。
この状態で、StyledEditを起動して、
次のようにキーボードをタイプしてみてください。
h i r a g a n a
StyledEditのウィンドウ上には
と文字が入力されているはずです。
このように、「かな」モードの時にローマ字を打つと、
ひらがなが入力されるようになっています。
この時、ひらがなの確定のための特別な操作は必要ありません。
カタカナを入力する
さて、今度は、次の一文字を打ってください。
q
モードパレットの表示が「かな」から「カナ」に切り替わったはずです。
この状態で、次のように打鍵します。
k a t a k a n a
さて、ちゃんとカタカナが表示されたでしょうか?
名詞を入力する
まずは、qをタイプして「かな」モードに戻っておきましょう。
skkIMで漢字の入力をする時は、これから漢字の入力をするぞ
という明示的な指示を与えてやらなければなりません。
次のようにタイプします。
K a n j i
打鍵の一番最初の「K」が大文字になっている事に注目してください。
この大文字でのタイピングが、skkIMに漢字変換の開始を知らせる合図に
なっているのです。
この結果、画面には水色にハイライトされて
と表示されているはずです。
(打ち間違えて変な風に表示
されても、あわてずに。水色の表示が見えなくなるまで
C-gを何度か押して、もう一度最初から
ゆっくりとタイプし直しましょう)。
今度はこの状態で、SPCを打って、変換を開始します。
SPC
目的の候補が表示されている事を確認して、C-jを押して確定します。
C-j
無事候補が確定されて、目的の漢字が入力されました。
動詞を入力する
さて、もう一息、次は動詞を入力してみましょう。
まずは、語幹を打ち込みます。
U t i k o
続けて、送り仮名を入力します。
M u
自動的に変換が開始され、候補が表示されました。
動詞や形容詞などの送り仮名のある漢字を入力する時には、このように最初の文字に
加えて、送り仮名の始まる位置でもローマ時を大文字でタイプしてやって、
skkIMに変換の開始を指示するのです。
「打込む」ではなく「打ち込む」と確定させたいので、SPCを
押してさらに次の候補を表示させます。
SPC
目的の候補が表示されたので確定します。
C-j
さて、これでとりあえずひらがな、カタカナ、漢字の入力ができるように
なりました。独特の操作感ですが、そんなに難しくはないでしょう?
- ひらがなとカタカナの切替はq
- 漢字変換の開始はローマ字を大文字で打つ
- おかしくなったらとりあえずC-g
この3点を念頭に置いて、あとはできるだけ多く日本語をタイプし、
操作感を指先に覚え込ませましょう。日本語タイプの修得には、
IRCに参加するのも
なかなか早道でしょう。
これ以上の詳しい操作については、基本操作の章を
御覧ください。