How My Heart Sings

Thu, 17 Aug 2006

日本沈没(映画リメイク版)を観てきました

非モテな話題ではあるが、日本沈没(映画リメイク版)を観てきたので以下ネタばれ注意。

自分の脳内における筋書きは次の通り。主演は大地真央扮する文部科学兼危機管理担当大臣の鷹森沙織。保身しか考えない閣僚たちの中にあって、日本人を救おうとする。鷹森の元旦那、豊川悦司扮する田所博士、日本を救う手立てを知っているくせに、自分がD計画の中枢から外れたのに拗ねて、事が大きくなるまで鷹森に教えないという…

本筋とあまり関係の無いところで、柴咲コウ扮する阿部玲子と草なぎ剛扮する小野寺俊夫のラブストーリー。ラストで突然、今までもう一人の深海探査挺搭乗員である結城の影に隠れていた感のある小野寺俊夫はしんかい2000に搭乗して(しんかい6500は先に、結城と共にロスト)N2爆弾を設置しにいき、死亡。いやてっきり海外脱出後にケルマディック号と共に戻ってくるのかと思いきや、旧型のしんかい2000で特攻するとは。

最初にアメリカの方で日本沈没の理論的な部分を発表してしまうので、原作の前半部分がごっそり省略されている。空いた分はどこに使ったかというと、阿部玲子と小野寺俊夫なんか原作通り脇役だろうと思っていたのだけれど、半分くらいこっちに時間が割かれている。前半部分を削ったせいで、パニック映画としての面白みが半減している。小野寺俊夫のキャラが立っていないせいで(何せ、彼の背景のようなものはほとんど語られない)、ラブストーリーが中途半端。小野寺より結城の方が共感出来るぞ。

主役級の人物に厚みがない。特に、鷹森大臣がなぜあそこまで頑張れるのか、理解出来ない。阿部玲子の生い立ちと阪神大震災の絡みは良く描けていた。小野寺俊夫と阿部玲子、両人の実家の面々の話しはとても良いと思う。長山藍子と吉田日出子は演技に重みがあるな。

最終的に、日本は大きなミクロネシアみたいになりつつ残るのであるが…これだけは言いたい。日本、沈没してないじゃん!!それと、エヴァンゲリオン臭がする。ちょっとしたくすぐり程度で、あまり意味も無いが。

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Le violon intérieur....
Yasuo Yamashita
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Y.A.S.U.O Ytterbium Artificial Sabotage and Utility Organism Y.A.S.U.O Yelling Abomination from the Sunless Underground Oasis

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