Tue, 29 Aug 2006
やさぐれているので聴いています、20世紀ブルース
いや、ちょっとやさぐれてるので。
マリアンヌ・フェイスフル 20世紀ブルース |
マリアンヌ・フェイスフルのアルバム、20th Century Blues(邦題はワイマール共和国の夜)というのを聴いております。1997年発売、2000年4月に購入。久し振りに棚の奥から出してきたものです。クルト・ワイル、ハンス・アイスラー、フリードリヒ・ホレンダーなどの楽曲を含むアルバムです。編成は歌とピアノ、ベースのみ。ライブ録音。多分、小さなライブハウスとかで歌っている。マイクのノイズとか入りまくり。
ロックシンガーとしての彼女にでは無くワイル等を歌う彼女に興味がある訳で、アイドル歌手だったとかミック・ジャガーの恋人だったとかジャンキーだったとかいう過去には興味は無いのですが、嗄れて潰れて痛々しくまた雄々しくも響くという風に感じる彼女の歌声の背景というかプロフィールというかそういったものを頭に入れておくのも良いのかな…と。
曲の出自を知らなければ、極く古いロックのアルバムだと思うかも知れない。いや、良く知らんけど。別に、私の人生見て!!という感じではなく、何か漂白されたような軽みを感じるし、さっきは痛々しいと書いたけど、そういう感じは背景に隠れてあまり見えない。
今でも好き。