How My Heart Sings

Mon, 03 Jun 2013

Haiku r1a4.1をvmware fusion 5.0.3に導入してみた

最初、インストールする前にディスクをフォーマットしないといけないことに気付かず、しばらく考えてしまったが、その後は特に問題もなく、数分で導入完了。

BeOS r5当時は、BeOS部分がUTF-8で動いていたにもかかわらず、併存しているunix的部分はUTF-8未対応のままで、そこが不満だった。MacOSXにおいても10.2までは、ファイルシステムがUTF-8であるにもかかわらず、bsd-coreの部分はUTF-8未対応だった。MacOSX10.3以降と同じ変化が、Haikuにおいてもおきている。

bin/sh(bash)はマルチバイト対応版だが、純正のTerminalはいわゆる2バイト文字を正しく表示できない。Muterminal(BeOS r5時代のアプリケーションだが、特に問題もなく使えている。バイナリレベルの互換性はかなり高いようだ)を使って日本語入力してみると、文字を跨いだりせず正しくカーソル移動や文字の削除を行えた。BeOS r5当時は文字コードにUTF-8を全面採用するなど蛮勇でしかなかったが、最近は色々みんなUTF-8だ。

日本語入力はcannaIMが付属しているが、skkIMを使用することも可能である。Haiku対応を謳っているAnthyIMも、当然ながら使用可能である。ただしskkIMでは、自分が試した限りではユーザー辞書が更新されないという不具合がある。素の状態では日本語インライン変換を試すのにもStyledEditくらいしか入っていないが、BeBitsからKEditやHotEditを導入可能である。

Haiku Portsからhaikuporterというパッケージ管理ソフトを導入することで、色々導入して遊ぶことができる。(出来具合はまちまちで、そのままではインストール出来ないものもある)Haiku/BeOS版GUI付きvim7.3が導入可能なのは嬉しい限り。

webkitを使ったWebPositiveというWebブラウザが入っている。Youtube等の動画は見ることができない。Mailは問題無く使用可能だが、添付ファイルは見ることができていない。方法はあるのかも知れない。FTPソフトはftpコマンドが入っているだけ。BeOS r5の時代に有名だったNetPenguinはHaikuでは動作しない。twitterクライアントはHaikuwareのページでいくつか見付かるが、一番良さそうなHaikuTwitterというのが動かず。他は試していない。

いまどきマルチブート環境を構築せずとも、vmware fusion等で簡単に色々遊べる。良い時代だな。

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Mon, 07 May 2012

スペインの作曲家強化(中略) ー Manuel de Falla

Manuel de Falla(マヌエル・デ・ファリャ)(1876生1946没)はスペインのクラシックの作曲家。El Sombrero de tres picos(三角帽子)とEl Amor Brujo(恋は魔術師)の二大傑作でよく知られる。

リストに挙げたのは、El Sombrero de tres picos(三角帽子)の初演版であるEl corregidor y la molinera Cuadro(代官と粉屋の女房)、El Amor Brujo(恋は魔術師)の初演版であるGitanería(ヒカーノ気質)(録音の表記は恋は魔術師のままだけれど)、ピアノ曲集のみっつ。

El corregidor y la molinera Cuadroはフルート(ピッコロ持ち替え)、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、ピアノ、メゾソプラノが各1名、弦五部はベース以外2名という室内楽編成。ここで重要なのは、ティンパニやらカスタネットやらの打楽器を含まないということで、じゃああの有名な序奏の部分はどうしたんだというと、序奏はこの時は無いのである。Gitaneríaはさらに小編成で、フルート、オーボエ、ホルン、トランペット、ピアノ、ヴィオラ、チェロ、ベース、メゾ・ソプラノまたはアルトが各1名。リストに挙げた録音は、聴いた限りではこの編成に沿っているようだ(弦は二人にしているかも)。では、このような小編成では迫力に欠けたりするのかというと、とんでもない。逆にギラギラしていてもの凄く楽しいのだ。弦パートが少ないせいで重音を鳴らす時とか、特にギラっとする感じ。そういう意味で、Gitaneríaのほうがより楽しい。クラシックでなくラテンの棚に置いてある曲っぽくも聴こえる。

リストに挙げた三枚目はピアノ曲。ファリャにピアノ曲は意外に少なくて、編曲物を除くと一枚に収まってしまう程度だが、中身は濃いと思う。スペイン的情緒はアルベニスや他の作曲家よりも濃厚で、フランス的というか近代的なというか新しい和音の感覚も他の作曲家よりも鋭敏なんだ。演奏者のEsteban Sanchez(エステバン・サンチェス)(1934生1978没)はスペインのENSAYO(エンサヨ)レーベルにアルベニスやトゥリーナ等の録音が僅かにある程度だけれど、どれもアリシア・デ・ラローチャに匹敵する演奏だと思う。ちょとだけ沈んだ感じ。手の小さいラローチャと違って、いざとなればチカラが入るし。

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Sun, 06 May 2012

スペインの作曲家強化(中略) ー Aita Donostia

Aita Donostia(アイタ・ドノスティア)(1886生1956没)はスペインはバスク地方出身のクラシックの作曲家。…日本語ではほとんど情報が無いな、困った。読みが合っているかどうかも分らない。iTunes Storeで検索すると、同郷で同い年の作曲家Jesús Guridi(ヘスス・グリディ)と並んで写っているジャケット絵が出てくる。英語版ウィキペディアには、His most popular work is the Basque Preludes, a set of fifteen piano pieces inspired by Basque traditional music, arranged in a very romantic way, that reminds Robert Schumann's and Edvard Grieg's styles.なんて書いてある。酷いことを書いているような気もするけれど、聴いた後に読むと、的確なんじゃないかと。一人の作曲家のなかでオーケストラ曲よりピアノ曲のほうが保守的になるのって、ありがちだし。

iTunes Storeで検索するともう少し出てくるんだけれど、買ったものだけ挙げる。Clavesからたくさん出ているバスクの音楽シリーズの内の一枚で、オーケストラ曲を収録したものと、ピアノ曲を収録したもの。

上でJesús Guridiのことに触れたけれど、オーケストラ曲を聴いた限りだと、凄く似た雰囲気なんだ。そこでも書いたけれど、ディーリアスと並べて聴いても違和感が無いんじゃないかと思う。曲想もそうだけど、曲のレベル的にも。iTunes Storeではピアノ曲全集と合唱曲が入手可能なので、後でまた買おうと思う。

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Sat, 05 May 2012

スペインの作曲家強化(中略) ー Manuel Blancafort

Manuel Blancafort(マニュエル・ブランカフォルト)(1897生1987没)はバルセロナ出身のクラシックの作曲家。正式な音楽教育は受けなかったが、ピアノ・ロール工場長だった父からの繋りでジョアン・ラモート・デ・グリニョンに和声法を学ぶ。1914年に、同郷で四つ年上の、当時第一次世界大戦を避けてパリ留学から地元に戻っていた作曲家フェデリコ・モンポウの知遇を得て激励される。その後もScenes d'enfants(子供の情景)を献呈されるなど、モンポウと親しく交流する。その経歴と作風から、モンポウと比較されることがある。

リストに挙げたのは、師匠の息子リカルド・ラモーテ・デ・グリニョンのTríptico de la Piel de Toroを併録したConcierto Para Piano y Orquesta No. 2 en la Menor "Ibérico"と、ピアノ曲全集の第三巻です。

どうしてもモンポウとの比較になってしまうのだけど…両者の曲の共通項としては、その内気さ、詩的な繊細さ等かな。ブランカフォルトはモンポウと異なり、多くの管弦楽曲やリストに挙げたようなピアノ協奏曲を書いている。管弦楽曲は聴くことができなかったけれど、1946年の作というピアノ協奏曲を聴いてみると、ものすごく穏健というか、ドビュッシー経由のシューマンというふうなんだ。スペイン風のふしまわしは出てくるけれど、ぎらっとしたものは全然感じない。ロマンティック。

ピアノ独奏曲を聴くと、確かに先程書いたような共通項もあってモンポウっぽく(モンポウ経由でサティっぽくドビュッシーっぽく)響く瞬間というのは多々あって、モンポウが好きならこれも好きになるんじゃないかな、と思う。でも、モンポウにあってブランカフォルトに無いものが明らかにあって…ええと、モンポウを語るときに「繰り返される鐘の響き」みたいな話しがあるじゃない。コーンってカツーンって鳴らされる、ジーンと浸透するような響き(子供か)。これが無いせいでこう、するする流れていっちゃう。モンポウはこわいけれど、ブランカフォルトはこわくない。

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Fri, 04 May 2012

スペインの作曲家強化(中略) ー Cristóbal Halffter

Cristóbal Halffter(クリストバル・アルフテル)(1930生)はスペイン出身のクラシックの作曲家。ロドルフォ・アルフテル、エルネスト・アルフテルの甥。クリストバルの家族はスペイン内戦から逃れドイツに移住したが、内戦終結後すぐにスペインへ戻り、クリストバルはそのままスペインでキャリアを積むことになる。自国以外では、アレクサンドル・タンスマンやアンドレ・ジョリヴェに師事。子息のPedro Halffter(ペドロ・アルフテル)も作曲家及び指揮者で、iTunes Storeで指揮者としての録音がいくつかひっかかる。

リストに挙げたのは、最初の三枚がオーケストラ曲の録音、四枚目がアルディッティ四重奏団による弦楽四重奏曲の録音、五枚目がピアノ曲の録音。二枚目は、iTunes Storeではそれと表示されていないけれどペドロ・アルフテルの指揮です。アマゾン等で検索するとそのように出てくる。

ウィキペディアを見ると、伝統的なスペインの要素と前衛的なテクニックを組合わせた作品を作曲とか書いてある。…んー、例えばリストの一枚目で聴ける、Tiento del Primer Tono y Batalla Imperial(第一旋法によるティエントと皇帝の戦い)のことかな。ティエント(西: tiento)とは、15世紀中葉にスペインで生まれた音楽のジャンルである[1][2]。形式上はイングランド、ドイツ、ネーデルラントにおけるファンタジア、イタリアで創始されたリチェルカーレに類似する。この曲はティエントという様式?に関係があるのか?ウィキペディアの説明を読んだが良く分らん。曲はオルガンっぽい静謐な響きの前半部分と、ダイナミックな音響が支配する後半部分から成り、ふむ?謳い文句っぽいことになっているのかも。はてなマークばっかりだ。聴いていて楽しくはある。iTunes Storeでこの曲は複数購入可能なので、代表作なのかな。もうひとつ、Fantasía Sobre una Sonoridad de G.F. Haendel (1981)(ヘンデル風の響きのファンタジア)も同様に複数購入可能。こちらはヘンデルがネタなのでスペインぽくは無いけれど、前衛的は響きというならこちらのほうがより強い。そして、両方の要素の入れ替わりも激しく行われる。

アルディッティ四重奏団が演奏するということは変化球じゃ無く直球の固茹でな「現代の音楽」ということだと認識しているので、ということはこのクリストバル・アルフテルという人もちゃんと聴くに値する人なのだろう、というのがこの人を聴こうと思ったきっかけ。でもまだちゃんと聴いていない。弦楽四重奏という形態は聴くのに骨が折れる…

伝統的な様式と前衛的な響きという観点から、ピアノ曲の録音もIntroducción, Fuga Y Final Op. 15など興味深く聴くことができそう。

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Le violon intérieur....
Yasuo Yamashita
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Y.A.S.U.O Ytterbium Artificial Sabotage and Utility Organism Y.A.S.U.O Yelling Abomination from the Sunless Underground Oasis

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