Sun, 23 Jul 2006
ウェンディ・カーロスとか冨田勲とか
何か、色々懐しい気持ちになってきたので、いくつか引っ張り出して聴いているところです。
ウェンディ・カーロス switched on Bach |
冨田勲 ダフニスとクロエ |
Switched-On Boxed Setはウォルター・カーロス名義(その後性転換手術を受けてウェンディー・カーロスとなる)のバッハやヘンデル、スカルラッティ、モンテヴェルディの曲をシンセサイザーで演奏したもの。四枚組で、日本では未発売のもの二枚を含む。エンハンスドCDになっていて、オリジナルジャケットの画像とかが入っています。…いや、実際には音色とか表情とかの変化は乏しい訳なんですが、実際、子供の頃に初めて聴いた時も、A面で飽きちゃったような記憶があるし。でもやっぱり、最初のトラックを聴いた時の衝撃とか、凄くて。
- Switched-On Bach
- The Well-Tempered Synthesizer
- Switched-On Bach 2
- Switched-On Brandenburgs
冨田勲のやつは…あれ、ダフニスとクロエしか無い。CDで買い直さなかっただろうか? 阪神大震災の時もCDは全部持って逃げたはずなんだけど。…まあそれはさておき。どれか一枚だけというなら月の光かこれか、展覧会の絵だろう。曲を再構成して新たな意味付けをしていない(例えばバミューダトライアングルのように)、妙な宇宙的ストーリーを付加していない(例えば惑星のように)ところが良い。いや、そういった部分が嫌という訳ではないけれど、純粋に曲の一解釈として月の光とかの演奏は凄いから。
今ちょうど、Switched-On Bachの最後に挿入された、メイキング裏話しを聴いているところです。素敵。てゆーか、鼻血出る。
Sat, 22 Jul 2006
awsxomプラグインのテスト
…音盤を紹介する際とか、やはりジャケットの情報が欲しかったので。awsxom。
パーセル最後の曲集 高橋悠治 |
テンプレートの編集が必要なようだけど、良い感じです。
1974年の録音。激しく70年代臭のするいや強く70年代の香りのするもの。俗っぽさの抜け落ちた冨田勲というか。その昔、小学生だったか中学生だったかの頃、友達とレコード屋に行って、自分が冨田勲の惑星、友達がウェンディー・カーロスのSwitched on Bachを買ったことがありまして、これが自分のクラシック音楽デビューなんですが、いや、単なる思い出話しなんですが。当時、これを選んでいたら自分の未来も少し変っていたのかなぁ、と。
Sun, 23 Apr 2006
散財:オペラのDVDを買ってきました
今迄オペラにはとんと興味が無かったのですが、いきなり2枚も買ってしまいました、というだけの話し。
…いや、ちょっと今月は決算期でデスマーチ状態だったので。市町村の合併も大きなのがあったし子会社の整理もあったしね…ちょっとくらい散財しても良いよね。
- 利口な女狐の物語、パリ・シャトレ座、チャールズ・マッケラス指揮パリ管弦楽団
- 利口な女狐の物語、ベルリン・コミーシェ・オーパー、ヴァーツラフ・ノイマン指揮
マッケラス盤はオペラの舞台の映像化、ノイマン盤は、ええと、ドーはドーナツーのードー、みたいな感じ? 白黒だし。意味不明。音質は比ぶべくも無いけれど、カメラワークが時々ニワトリ撮りだったりするけれど、ドイツ語版だけれど、これはこれで良いものだ。というか、どちらも形式によらず演奏によらずヤナーチェックの音楽は独立して輝くのだな。
Sun, 25 Dec 2005
クリスマスプレゼントは女狐
ということで、ヤナーチェックのオペラ、利口な女狐の物語、原題はPříhody lišky Bystrouškyを買ってきました。デッカから出ている、サー・チャールズ・マッケラス指揮ウィーンフィルハーモニーが演奏している盤です。
曲名自体は中学生くらいの、クラシックに興味を持ち始めた頃から知っていたけれど、その頃は枚数の多いオペラのレコードなど買える訳も無く、ふと気がつけばン十年も経ってしまていて…やっと音を聴けたのはつい最近のこと。スプラフォンから出ている、2004年プラハの春音楽祭でのライブ録音盤でした。それはサー・チャールズ・マッケラス指揮チェコフィルハーモニーが演奏している組曲版で全曲ではありませんでしたが、20分ほどの全曲に渡って素晴しい旋律が溢れていて…愛らしさ、軽妙さ、優しさに満ちた場面の数々。現地では子供に人気のある曲だとか。頷ける。
では、これから優しい気分で聴いてゆきます。以下は参考リンク。
- 利口な女狐の物語 - Wikipedia
- L'eclat des jours(2005-08-09)(物語の非常に簡潔な要約がある)
Sun, 20 Nov 2005
版権が怪しいピアソラのCD
久し振りに名古屋に遠征しまして、そこで目に止った、アストル・ピアソラの10枚組セットをにせんえんくらいで買ってきたのです。ピアソラと言えばタンゴの世界のみならずクラシックの世界でも有名ですが、自分が持っているのはタンゴ・ゼロアワーとかファイブ・タンゴ・センセーションとかくらいですので、ピアソラの演奏をたくさん聴けて良いなぁと…ところが、解説のブックレットとか一切無し、一枚の中で音質が違う、編成が異なる上に脈絡無し、等の問題がありまして、うーむ、こりゃ一体何や、と。
気になったので調べてみたところ、あー、やっぱり何か怪しいらしい…色々なアルバムから切り貼りされている、正規の音源では無くCDやらからダビングされたものが混ざっている、曲目に間違いが、等々。しかも見付けたその記事の日付けは今年の初め頃のもので。クラシックの売り場に置いてあったから、バイヤーの人がそうした情報を知らず騙されちゃったのでしょうか。
以下に情報源を挙げておきます。まあ、安物買いだったのですなぁ。個々の演奏はそれぞれセクシーで雰囲気良く、素晴しいものばかりですが…